インビザラインのチューイーの使用目的と⽅法は︖
皆さん、こんにちは。
博多・天神・六本松・香椎照葉・マークイズにあるスマイルライン矯正歯科です。
インビザラインは、自身で取り外しできるマウスピース型矯正装置として知られていますが、しっかりと装着できていないと、その効果を100%発揮することが難しくなります。
そこで使用が推奨されるのが、「チューイー」です。インビザラインのマウスピースは「アライナー」と呼ばれているので、「アライナー・チューイー」とも呼ばれています。
チューイーを上手に活用することで、インビザラインによる矯正治療を成功へと導いていけるといっても過言ではありません。
そこで今回は、インビザラインのチューイーの使用目的と方法について、詳しくご紹介していきます。
チューイーは装着補助器具
インビザラインで矯正治療を行う際には、アタッチメントと呼ばれる小さな突起物を歯の表面に装着し、歯に圧力をかけていきます。歯並びにフィットした、ちょうどいい付け心地という分けではなく、少しキツイといった感覚があります。
突起物であるアタッチメントが支障となり、スムーズに装着するのが難しく、適切に装着できない恐れもあります。少し浮いた感じがある場合は、しっかりと装着できていないサインです。
そこで活用されるのが、「チューイー」です。チューイーはシリコンで出来ている、ロール状のチューブのようなものです。チューイーを噛み、浮いている部位の隙間を埋めていきます。
チューイーは弾力があり、歯やインビザラインに負荷をかけることなく装着できます。
「チューイーを噛む行為」が必須であるので、破損する恐れもありますが、数百円程度で販売されており、色も白、ピンク、緑、紫、黄色などがあり、近年ではフレーバー付きのチューイーも誕生し、気分に合わせて選んでいけます。
チューイーの適切な噛み方と時間
まず、マウスピースを装着する際には、鏡を見て行いましょう。手にとったマウスピースを装着し、チューイーを噛んでいきます。
右奥歯から中央前歯、さらには左奥歯とチューイーを動かして、均等に装着できるようにしていくことが理想です。また、チューイーは2本セットで販売されているので、同時に2本使用して、左右の奥歯を噛んで装着するなど、自身にあった装着方法を見つけていきましょう。
また、「装着時にチューイーを何回噛めばいいですか?」と聞かれることもありますが、「回数」ではなく、「数分単位」での装着が望まれます。
新しいマウスピースに装着した際には20分程度ガム噛むようにお口の中で噛み、3~5日では10分、それ以降は2~3分というように、歯とマウスピースが馴染んでいくにつれて、チューイー装着時間を調整していくといいでしょう。
忙しい毎日の中でチューイーの装着時間の確保が難しい方も多いのではないかと思いますが、1日1回は装着日数に応じた時間でチューイーを使用しましょう。
また、チューイーは消耗品です。
1週間~10日ほど使用していると、徐々に当初の弾力は失われていき、柔らかいチューイーを噛んでいても効果を得られず、しっかりと装着できなくなってしまう恐れもあります。
弾力がなくなってしまったと感じたら、すぐに新しいものと交換しましょう。
当院のインビザラインによる矯正治療
インビザラインは、自身で取り外しのできる画期的な矯正装置であります。見た目にも支障が少ないので、従来の矯正装置の「見た目の悪さ」をカバーできますが、「自己管理」がとても重要になっていく矯正装置でもあります。
それらのことからも、インビザラインは患者さんと私ども歯科医師が力を合わせて同じゴールを目指していく矯正治療であり、数年単位根気よく治療を続けていく必要があります。
治療前や治療途中で分からないこと、疑問に思うことがあれば、お気軽にご相談ください。